辻井伸行の評価やすごさとは?海外の反応や世界ランキングまとめ

ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人初の優勝者となった辻井伸行さん。

日本人初の優勝者なのですごいことは分かるのですが、具体的にどうすごいのでしょうか?

幼少期から天才だったエピソードなどをまとめていきます。

全盲ピアニストということはとても有名ですが、目が見えないハンディがあるからすごいって言われてるの?

海外のツアーもしているけど海外での反応はどんなものなのか、ランキングにすると何位なのか。

その辺りも深掘りしていきたいと思います。早速見ていきましょう。

辻井伸行のすごさとは?

辻井さんがピアノが上手ですごい。というのは知っている方は多いと思います。

そのピアノのすごさのルーツとは一体どこからきているのでしょう?

伸行さんの生い立ちを振り返ります。

辻井伸行の生い立ち|幼少期から天才だった?

1988年9月13日、伸行さんが生まれました。

伸行さんは、生まれて数日経っても目を閉じたままで、全盲であることが判明しました。

生まれて半年が経ったある日、母いつ子さんが流したショパンの「英雄ポロネーズ」を聴いて伸行さんは体を使って喜びを表現したと言います。

それからそのCDを聴き続た結果、ディスクのすり減りにより聴けなくなってしまったため、いつ子さんが新しく購入したCDでは全く喜ばなかったと言います。

いつ子さんが確認すると以前聴いていたCDと、伴奏者が違っていたので反応しなかったのです。

1歳未満の子供が伴奏者の違いを見抜けるなんて素晴らしい聴力ですね!

ただ、すごいのはこれだけではありませんでした。

2歳3ヶ月のクリスマスの日。

なんと信行さんがおもちゃのピアノを弾いていたというのです。

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同じぐらいの歳の子だと、流れた曲に対して踊っているだけでもすごい!と褒められるのですから、ピアノを弾いているなんて当時から天才だったとしか思えません。

辻井伸行のピアノ演奏の凄さとは?

通常、楽譜を見ながらピアノを奏でます。

しかし、伸行さんは楽譜を一度も目にしたことはありません。

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ではどのようにして曲を覚え、弾いているのでしょう。

伸行さんは幼少期から同じ曲でも演奏者の違いをはっきりと聴き分けています。

その聴力を活かし、全て耳で聴いて覚えて、ピアノを奏でるのです。

一般には信じ難いですが、耳コピだけでとても正確なピアノを弾いています。

伸行さんもすごいですが、恩師の川上昌裕先生も当時は大変だったでしょうね。

二人の努力に頭が上がりません。

辻井伸行はハンディで過大評価されている?本当にすごいのか?

伸行さんが全盲なのは、世間的にもかなり有名です。

世界的コンクールで日本人初の初の優勝者!?と驚かれましたが、逆にそのハンディのために評価されているだけで実力はどうなの?という声も少ないですがあるようです。

たしかに優勝した当時は、メディアに全盲のピアニスト!と言われたり持ち上げられたことも多かったと思います。

筆者はピアノ経験者ではありませんし、一度も生の演奏家を耳にしたこともありません。

YouTubeで何曲か聴きましたがとても綺麗な音色で、どこか優しく包み込むような、そして心に直接語りかけてくるようなそんな演奏でした。

音楽家はいろんな風景や心情を楽譜に残す。と言いますが全盲の伸行さんが見たことのない景色をなぜ、これほどまでに人々に伝えることができるのか。

本当に不思議でなりません。

日本の作曲家、加古隆さんは、楽曲作りの際にこうやって弾いてくれたらいいな。と想像して書いているが、それを見事に実現していると言います。

目が見えないからこそ、感じ取る何かがあるのかもしれません。

しかしハンディキャップなど気にせず、世間からは目が見えないからすごいのではない。

彼は立派なピアニストだ。という声も多いようです。

では、実際に海外からの反応を見てみましょう。

辻井伸行に対する海外の反応は?

辻井さんが優勝したヴァンクライバーンの財団会長、リチャード・ロジンスキーさんがこう言っています。

「今までにみたこのない光景を目にした、全ての審査員が立ち上がり、拍手をしていた。その目には涙が光っていた。」

普段、審査員は立ち上がることも、拍手を送ることはない。と言います。

伸行さんの演奏は多くの人の心を動かしたのです。

また、別の日。

伸行さんはオーケストラの方と共演する機会がありました。

通常、オーケストラの人達はソリスト(単独演奏者)を受け入れ難い傾向にあります。

しかし、伸行さんがピアノを演奏し始めると、共演するオーケストラの方々がどんどん伸行さんの世界に惹き込まれていくのです。

オーケストラの方から受け入れられ、その日はとても素晴らしい演奏になりました。

その後、指揮者からの提案で伸行さんのオリジナル曲を演奏するのですが観客はもちろん、オーケストラの皆さんもうっとりとした表情で聞き入っています。

海外でも辻井さんはとても素晴らしいピアニストであるに違いありません。

辻井伸行の世界ランキングは?

結論からお伝えすると、世界ランキングは存在していません。

その都度コンクールで優勝者を決定しているため、ピアニスト全体でのランキングはないようです。

しかし、〜まとめ!などの記事によると日本人ランキングで上位5位以内には必ず入っていると言えるでしょう。

全員が同じ選曲をすることもなく、足し算のようにこれが必ず正解!というものがないのでランキングをつけるというのは難しいのかもしれませんね。

まとめ

今回、辻井さんのすごさについて幼少期から振り返りました。

天からの贈り物、と言ってしまうのが勿体無いですが、伸行さんの演奏は心を動かす何があります。

本当にどの演奏も素敵なものばかりで、更に伸行さんが作曲されたものはとても綺麗な曲でずっと聴いていたい。と思える曲ばかりでした。

今回の記事をきっかけに、辻井さんの音楽に触れる方が増えてくれれば嬉しいです。

また、今後も辻井さんのご活躍をお祈りしています!

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